展示・イベント案内
佐田岬半島ミュージアム開館記念 昭和の佐田岬半島ドキュメント「新田好写真」展 ~岬は、生きちょる~
開催期間 :2023.08.05(土)ー2024.01.08(月)
戦後の高度成長期時代に、都市化も核家族化もどこ吹く風。自然を相手に懸命に働き、力を合わせて生きていた佐田岬の人々にレンズを向け続けた人がいました。写真家・新田好。
彼が半生をかけて撮影したモノクロ写真はどれも、佐田岬の人々の驚くべき生命力や底知れぬやさしさにあふれ、佐田岬独自の歴史や風習、文化をありのままに映し出しています。と、同時にそこには、当時の日本が失いかけていた、今ではすっかり失われてしまった大切な何かがきらきらと輝いています。この夏オープンする佐田岬半島ミュージアムでは、そんな地元の宝にして、全国的にみても希少な昭和の記憶遺産と評価されている新田作品を集めて、開館記念展を開催します。地元の皆さん、懐かしい顔や景色に会いに来てください。今一度、ふるさとに誇りをもち、そのすばらしさを子供たちと語り合ってください。そして、日本の、世界の皆さん、佐田岬の風土や人々に触れてください。
人の本質に迫った時代の記録は、すべての人々の心に響き、一人ひとりのふるさとの記憶にも光を当てるはずです。生きるとはどういうことか。本当の幸せとは何か。心の時代といわれる今、ぜひ多くの人に見てもらいたい。感じてもらいたい。佐田岬半島の海と太陽とともに、皆さまのご来館を心よりお待ちしています。
新田 好
Nitta Yoshimi
(1922〜2016)
1922年、八幡浜市生まれ。1943年から佐田岬半島の営みを約40年間撮り続け、1973年には川之浜の浜辺で初の個展を開催、1980年に写真集『海と太陽の間―佐田岬半島の人々・風土』を発表。没年から7年が経つ今も新田さんを偲ぶ町民の声は多い。
展覧会情報
会期 | 2023年8月5日(土)~2024年1月8日(月) |
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開館時間 | 9:30~16:30(最終入館は16:00まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日) |
主催 | 伊方町 |
協力 | - |